過ぎても過ぎても
過ぎても過ぎても止まらない時間だから、気付いたら桜が咲いて、散ってました。
この一年で何回泣いたのか。
桜と桜の季節の間でこんなに涙を流したことは未だかつて無いし、これからも無いと思う。
涙の数だけ強くなるのは理想だけれど、どうしようもないから泣くのはそれにカウントしていいのだろうか。
深い意味もなく流れる涙もあるんだと知ってしまったのは、良いこと?悪いこと?
桜は甘く切なく節目を強烈に意識させて、させるだけさせたら散りやがる。
だけど私は散らない。
時間はまだ過ぎてる。止まらない。
どんどん過ぎてく。
嬉し泣きなんてあるんだろうか。
悲しいことばかりだし、意味不明な涙が出てくるばかり。
一年経ったらまた桜。