忘れては、思い出す。

この前しおりと話してて思い出したことがある。

私は小学生の頃、リフォームの番組が大好きだったことを思い出した。「匠」なるものが何なのか、どういう意味なのか考えもしなかった頃。

家族が見てたからでもなく、誰かに勧められたからでもなく、私は毎週その番組を見るのが楽しみというか、それを見るのが私にとっての「普通」だった。

だから番組を見ていた頃に、学校の友達とリフォーム番組の話をしたこともなかった。見るのが普通だったから。話すまででもない、取るに足らないことだったのかも。


自分の好きを忘れなくていい、忘れちゃいけないということに気付いたら、そのリフォーム番組のことを思い出した。

いつの間に忘れてた。

今はもうその番組を私は見てない。

まだ続いているのかどうかさえよく知らない。


それでも、私は小学生の時、リフォーム番組が大好きだったと胸を張って言える。


そして私は今、建築が好き。

東京のコンクリートジャングルの中にあるビルも

そのビルの窓から見える夜の明かりも

有名建築士による設計の美術館も

日本風な家も

アメリカンな家も

今の自分の部屋も

群馬にある家も

縁側がある家も

新築のマンションのワンルーム

商業施設にある綺麗なトイレも

蔦屋書店も

好き。


いつから建築が好きなんだろうと思っても、全然答えが見つからなかった。

だけど、多分それは小学生だったあの頃からずっと、ずっと好きなんだってことを思い出した。


忘れていくこともあれば

思い出すこともある。


それが私で、私は私が嫌いじゃない。


夏、今年も来ましたね。

今日は海の日。

私は夏が好きだけど苦手だから、海にも行かないし、なんだったら外に出なくて済むのならずっとクーラーのよく効いている涼しい部屋にいたい派。カラッとした暑さだったら喜んで外に出るんだけど、ジメジメしてて汗がジワーってなる暑さが本当に嫌い。そういう暑さだと私は貧血になりやすいから、夏が嫌いなのかもしれない。毎年、暑い夏の日に外に長時間いると、どんどん目の前が真っ暗になって何も見えなくなる貧血が起こる。徐々に視界が狭まってくるこの現象に最初こそ「うわ、うわ、うわ…」となったものの、それ以降は毎回同じパターンでくるから「あ、くるわー。端っこに行って座んなきゃ」というふうに冷静に対処できるようになりました。

毎年毎年言ってることだと重々承知の上で言いますが、夏ってこんなに暑かったっけ?今年の夏、異常じゃない?毎日朝起きてから寝るまで30℃あるのって普通だっけ?

毎年経験するはずなのに、毎年忘れて、毎年驚いて、毎年暑い暑いって呟く。

なんでこんなにも忘れっぽいのか、人間て。面白い生き物だ。

学生ではない夏は、人生で初。

期末テストもないし、ウキウキな長い夏休みも今年はない。

「夏休み前」と「夏休み明け」が無い夏はとても不思議で新鮮。

この連休中に花火大会やお祭りが行われた所もあるようで、「あれ?もう夏休みじゃん。夏じゃん。」って気づかされる。

今年の夏は、仕事をしてる。

仕事は、好きでも嫌いでもない。

これでお金を貰えているという現実に今はただただありがたく思うと同時に、自分はこんな風にお金を稼いで生きていきたいのかなと疑問も浮かぶ。

それでも、自分が選んだ道だから。

否定せず、でも満足せずに、自分が選んだ道を抱きしめていきたいと心から思う。

これからどうなるか分からない。

過去の自分の気持ちと、今の自分の気持ち。たった数カ月前の私と今の私が持つ気持ちでさえも全然違うのだから、今の自分と未来の自分はどれほどに異なる価値観や考え方を持ってるんだろう。

でも、それでいいって思う。

私は変わっていい。どんどんどんどん変わりたい。

変わっていく自分を愛していきたい。

だから、どんどんどんどんやりたいことをやろう。

好きなことは好きでいい。やってみたかったら、やればいい。

クソな自分も、最高な自分も、慎重な自分も、破天荒な自分も、

足踏みしてる自分も、調子乗ってる自分も、イケイケな自分も、

全部愛していこうと思う。

自分を信じてみようと思う。

自分が選んだ道が、正しい道。

 

好きなものは、好きでいていいんだということと

それを声を大にして言ってもいいんだってことを知った2017年7月。

それが無くなったら私が私じゃなくなる。

 

そんなかんじで、決意の夏です。

 

羽田空港からロンドンへ

人生で初めて降り立ったヨーロッパの地、ロンドン。

自分のお金で、自分で予定を立てて行った。

家族と一緒の旅行や、小さいころに連れて行ってもらう旅行だったら、私はこんなにロンドンを気に入ることはなかったと思う。

そんな感じで、忘れちゃいけない旅だと思うから、ここに書き残しておこうと決めました。

航空券+ホテルのみのHISのツアーで10万8070円。

2017年1月25日に予約&入金をして、3月9日夜に出発、15日夜羽田着。

羽田→ロンドンで、途中ドーハでの乗り換え。航空会社はカタール航空

初夢フェア第2弾として破格で売り出されてた。ウェブ限定だったのかな。

 

出発時間が15分早まってるカタール航空が私たちの便。

早まるって、どゆこと?!って感じだけどカタール航空では日常茶飯事らしい(笑)

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羽田空港大好き。いつ見ても美しい。

早めに行ってつるとんたんを食べて、散策して、飛行機に乗り込む。

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つるとんたんはめちゃくちゃ並んでた。でも今回は妥協しなかった。そして安定の麺1.5玉。お腹がはちきれそうになった。

羽田空港には一足早く春が来てました。

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造花だったけど。

予告通りの15分早い搭乗と離陸だった記憶がある。

いつか中東の航空会社を利用したい!と思っていたから、カタール航空(もしくはエミレーツ、どちらかの予定だった)ってだけで、ロンドンという目的地と同じくらい興奮してた。

カタール航空は、ムーディーなライトで私たちを出迎えてくれました。

紫ってエロい。そこから中東のリッチさを感じた。

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リッチな航空会社のみ提供することができるアメニティセットも、しっかり貰った。

映画も充実してて最高だった。モアナ、Jackie、ララランド、君の名は。とか人気の作品は大体あった。日本語字幕・吹き替えの有無は作品によって違った。

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リモコンがiPhoneみたいなタッチスクリーン型で感動。

ドーハ/ロンドン間(5、6時間くらい?)もカタール航空だったんだけど、映画の数とかが羽田/ドーハ間に比べると少なくて、長距離便は豪華というか、長距離用の綺麗で新しい機体&サービスだと実感しました。

機内食も美味しかった。

ここでもリッチなエアラインが日本就航便で出せるお蕎麦(和食)があった!メインの魚も美味しかった。ちなみにシンガポール航空でも和食が選べて、お蕎麦ありだった。

照明がムーディーすぎて、美味しいのにまずそうに見える。

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朝ごはんはオムレツ。

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ドーハに着くまでがとても長く感じた。

その理由は明確に分かっています。つるとんたん+機内食+ビールを抱えた私の満杯のお腹は、飛行機という異空間&同じ体勢で座りっぱなしという状況に耐えられず、私は人生で初めて、空の上のトイレで吐きました(笑)

その後も胃が気持ち悪くて全然寝られなくて。寝て起きてもまだ5時間くらいある、絶望。みたいな感じで辛かった(笑)適度に空腹で飛行機には乗るべきだと学びました…。

 

ドーハ空港は広すぎ&豪華&綺麗。

乗り換えの時間が短かったから空港内を見て回る時間はなかったけど、有名なこの子には会えた。

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ひとつひとつのゲートがガラスの壁で仕切られていて、ゲートのデスクも立派だった。お金ありすぎ…さすが中東。

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カタール国内にもいつか行ってみたいなと後ろ髪を引かれながら、ロンドン行きの飛行機に乗り込みました。

ドーハからロンドンは空席がちらほらあった記憶。当然だけど、機内エンタテイメントに日本語はありませんでした。日本からドーハに着いたのが早朝(だったはず。時差があって体内時計は狂ってた。)からドーハから離陸してすぐ寝た。

この便でも機内食の提供があった。さっきドーハ到着前の機内で朝ごはん食べたからマジかってなったけど、貧乏性だからオムレツを一応頼んで一口食べた(笑)

日本/ドーハがとてつもなく長かったので、ドーハからロンドンは感覚的には一瞬で着きました。乗り換えは確かに疲れたけど、カタール航空は飽きないしサービスも良かったからそんなに苦じゃなかった。もっと肉体が衰えたらキツイかもなぁと感じたけど。その時は直行便で行く。

飛行機ってやっぱりアガルわーとなって、無事にロンドン・ヒースロー空港に着いた。

 

ロンドンに、また行きたい。

ロンドンに行ってから3ヵ月が経った。

3ヵ月の間に信じられないほどたくさんの悲しいことがイギリスで起きて、今日本で健康に、安全に生きていることが奇跡なんじゃないかなぁと、ふと思う。

自分が日本に帰国した1週間後にビックベンの下で起きたテロも、マンチェスターのスタジアムで起きたテロも、自分が巻き込まれない可能性は0じゃなかった。

旅に出るのはリスクしかないから、飛行機には乗らないし、海外へも行かないと言う人がいて、それもまた正論だなと感心してしまったのだけれど、じゃあ果たして私は安心で安全な生活を島国の中で送り続けたいのかというと、全然そうじゃない。

行きたい場所も、見たいものも自分の起点とする島の外に沢山あるし、島の外へは意外にも容易に出ていけるということも知ってしまった。

世界は繋がってる。

ロンドンに行きたいなぁと思う事が最近よくある。

「日本での生活は窮屈だ」と、声を大にして言えるほどの欧米への憧れは私には無い。日本は最高の国だし、東京は世界で一番面白い都市だと思う。東京ヘの憧れと恋する気持ちは、これまでもこれからもずっと消えないと確信してる。

だけど、東京で生活をして、東京で死にたいかと言われれば悩む。

もし「ロンドンで生活できる切符があるんだけど、行く?」と聞かれたら私は迷わず行く。

行く前も、行った後でも、私のロンドンへの憧れは消えなかったし、変わらなかった。

美味しいフィッシュ&チップスを探す旅ツアーもしてないし、9と3/4番線にもまだ行ってない。sketchという最高にかわいいレストランでアフタヌーンティーもしてないし、ロンドンアイにも乗ってない。

やりたいことはまだまだたくさん。

ロンドンに、また行きたい。

ロンドンに、また行く。

ソール・ライター

ソール・ライター展に行った。

 

多分彼自身は、自分がこんな風に賞賛されて、注目を集めて有名になることは得意じゃないんだろうな。

"自分の作品が褒められるのは素直に嬉しいけど、だからって自分が偉いわけじゃない。"って言いそう。

 

ファッション、ストリート、カラー写真、絵画もやったし、パートナーのヌードも撮った。

盛りだくさん。

 

本人も言っていたように、白黒よりもカラーの写真の方が素敵な気がする。

私がいいなって思ったのはほぼカラー写真だった。

 

「自動車」っていうタイトルの写真が一番好きだった。タイトルの「自動車」は一目見てそれだって分かるようには写真の中に全く写ってなくて、え?って思った。

全体の3/4は真っ暗で何も写ってなくて、右上の1/4くらいが長方形にNYの道の景色が写ってて、そこにぽっこりお腹のおじさんが横を向いて立っている写真。

 

車の中からおじさんを撮った瞬間。

黒い部分は車の影というか、車の中の暗い空間なんだろう。

よくこんなとこから撮ろうと思ったな。

素敵だし、少なくとも私はこの写真がアートだと確信してる。

おじさんの後ろには、ショーウィンドウにある見切れたネオンサインが写り込んでる。

それがまたとてつもなく雰囲気を醸し出してて、お洒落で、ネオンサインにアメリカを感じずにはいられない私にとってはかなりのツボを抑えてる写真。

 

本当はそのポストカードが欲しかったんだけど無くて、「天蓋」という題がついた写真のポストカードを買った。

 

これも上2/3が真っ黒で、

下の隙間のような部分に吹雪の中でNYの街を歩く人が写ってる写真。

白黒じゃないんだけど、白黒みたいな。

下の狭い部分にしか人や街は写ってないのに、そこから寒さ、街にいる人の気持ちがとてつもなく伝わってくる。

「すげぇ。」って本気で思った。笑

 

私は雪の中にかすかに見える後ろの公園のような場所がブライアントパークに見えて仕方なくて、それもあってポストカードを買った。

 

ニューヨークで私が一番好きな公園、ブライアントパーク。ソールが撮った写真は1958年。80年代のブライアントパークは悪の巣窟といっても過言ではないほど荒れてたらしいから、彼が写真を撮ったあとに随分変わったのかな〜と想像したり。

 

それにしてもニューヨークに行きたくなる。

 

 

日曜日→月曜日

日曜日と月曜日の切れ目。

今から24時間前の日曜日を生きてた私と

そこから24時間後の今を生きている私。

 

時間はつながっているはずなのに

確実に私は止まることなく息をしていたはずなのに

どうしてこんなにも違う世界にいると感じるのか。

 

日曜日と月曜日の切れ目はいつなのか。

 

夜に眠るってことは、

時間を切るっていう行為でもあるのかな。

 

信じられないくらい昨日が遠い。

確実に私はそこにいて、確実に私は笑っていた。間違いなくそれは昨日で、24時間前の私は楽しかった。

 

月曜日の気持ちって本当に不思議。

24時間前に戻りたいなぁって思うけど、戻ったってまた月曜日がやってくるのは変わらないんだと、時間の流れは未来に進むだけなんだって思い出す。

 

仕事を充実させる。前向きに頑張る。

みんなやってる。

それでも月曜日はいつも曇り模様。

 

未来に楽しみな予定を入れるのは、戻れない日曜日を受け入れつつ、ポジティブに生きるため。

それが大人。

泣き喚いても、シクシク泣いても

メソメソいじけてても、

もう私達には前に進む道しかない。

 

切れない時間も辛い。

嫌なことがずーっと切り替えるタイミングなしで心や体に残るから。

 

眠ることで時間が切れる。

楽しかったことも、悲しかったことも

全部眠る前の出来事になる。

忘れられないような激しい気持ちも

眠りが落ち着かせてくれる。

良いことなのか、悪いことなのか。

眠った後、目覚めた時はまだ何もないから、

(少し覚えているかもしれないけど)

だからその時だけは

頑張ろう って。

やってやろうって。

そう思って起きたいもんですね。

 

泣きそうになる瞬間

東京にいると、泣きそうになる。

 

シートを敷いて大切な人と寝そべる光景。歩いている老夫婦。向かい側からやってくるめちゃくちゃオシャレなシティーボーイ・ガールたち。はしゃぐ子供とそれをスマホに収める両親。白人と日本人のカップル。日本語じゃない言葉を話す観光客。ベンチでくつろぐ人。横断歩道を埋め尽くすほどの人の群れ。それに興奮する人と、興奮する人を見て、東京を実感する人。

 

「東京」を感じた瞬間、猛烈に泣きそうになる。

自分がその中にいることと、その中に自然に混じっている(ように感じる)ことに毎回毎回、感動する。

 

表参道を歩く自分。

代々木公園にいる自分。

夜の渋谷でスクランブル交差点をスタスタと歩く自分。

お洒落な人とすれ違う自分。

 

全て自分が体験していること。

他の誰でもない自分が、存在している場所であり見ている景色。

私はこの世界に憧れがあって、

今憧れの世界の中に自分もいるという事実。

その事実が嬉しくて、信じられなくて、少し悲しくて、少し誇らしい。

 

だから、泣けてくる。

 

世界で一番好きな都市、東京。

そこで私は、今、生きている。