大人になるということは、出会いなおすこと だと思う。多分。

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Facebookを開くとこれまで行った場所や出会った人のことがぶあああああああって思い出されて一気に時が巻き戻る感覚がある。でもそれはマジで文字通り感覚でしかなく、時は不可逆的に流れに流れてインスタももはや最先端ではなくて、スナチャは知らんうちに消えて?いって、TikTokが一斉を風靡している2023年です。
「2000年生まれ」とか聞いただけでギョッとするほどには年を取ったけど、昭和生まれの皆さんが口を揃えて「平成?!」と反応してたのと同じ現象なんだろうな〜とか思うと、一応は大人になれてる気がして悪くない。年取ることは生きてるかぎりは自然現象だから、それに良し悪しつけること自体が不毛だと感じています。でも来年の今頃30歳になってる自分が、これ以上は年取りたくない!!!ってギャーギャー言ってるのも面白いなとも思う。ウケる。

自分のおじいちゃんやおばあちゃんを見送るたびに、年を取ることや命のこと、家族や生き方について色々と考えるようになりました。おかげで最近めちゃくちゃ涙もろくなった。「大人になったんだね」という言葉でまとめがちだけれど、そんな簡単にはまとめたくない。色々あって、生き抜いて、心や体の変化を経て、目に映るものや触れるものの真髄が分かるようになったんだと思っている。古いものや前から知っていることに改めて出会い直しているんだと思う。人生は多分、往々にしてそういうものなんだと思う。何度も巡り巡って、周回毎に私も変わっていくんだろう。景色も変わって、私も変わって、「あれ ちょっと前まであったものが今はもうない。その代わりにこれがあるな」と気付くのよ。そういうことに泣けてくるから涙もろい。