劇場版 呪術廻戦0

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劇場版 呪術廻戦0の話

2021年12月28日に観てから、言葉で思いを残す機会を逃していたら残酷にも時は過ぎ去り、あんなに寒かったのに春はいつだって当たり前のように迎えに来る…もう3月🌸思い返すことがなかったらそれまでだな と思っていたんだけど、生活の中でこの物語に出てくる2人の最強や隣にいる人とそこから生じる強さに想いを馳せてる時があるからやっぱり書く。

まず、誰かを深く愛すことは誰かを深く呪うことだと言い切ってることがめちゃくちゃすげーなと思った。そして私は完全にそれに同意する。深く愛し合う(家族愛も友人愛も推しとファンの関係性も恋愛も含む)ことは呪い合うことだと思うし、その呪いが狭ければ狭いほど関係性は良いものとは言い切れないことが多い気がする。でも別に不幸じゃない。
劇中でそんな言葉を放つ人は一体どんな経験をしたの?と思ったら是非に単行本8巻へ💁🏻‍♀️

同時期に鬼滅の刃の単行本を読破してから、強さとは?みたいなことを朝の通勤中によく考えていたんだけど、今朝いきなり答えが出た💡
何かが強くなったり爆発的な力を発揮する直前には、一筋縄では語り尽くせないほどの「愛」がすぐ隣にある。その愛が形を変えたり姿が見えなくなったり、つまりは変容することが起爆剤となって、それぞれの起爆剤の多種多様な効能に反応して、誰かは強くなったり、はたまた たまの突然変異的な何かが発生した誰かは、もう立ち上がれないほど弱くなったりもするのだろう。
自分のために自分が強くなるのは限界があるけど、自分以外の愛する誰かのためなら死ぬ気でやる、死んでもいいと心から思った時に、人は生きながらにして、一回死んで生まれ変わったのかと思うほど桁違いの強さを手に入れるに違いない。

乙骨先輩が主人公で良かったよなーと心底思ったのである。落ちるとこまで落ちた人はあとは上がるだけだから。まだ学生だし、人生はこれからである。
でも、落ちきれない呪いをかけて/かけられる人生はマジきちぃよ。それが教師としての五条悟を最強たらしめる所以なのだけれども。
胸が張り裂けそうになる2人の最強の背中は「ゾクゾクぞわぞわ最高最強面白い悲しいなんで分かる分かんないやっぱ無理もう無理」という具合で情緒不安定になる。言葉では筆舌尽くし難いよねマジで。

こういう流れとタイミングで0巻を映画化しようって企画した人たちが本当に優秀すぎて感動した。

本編作成のための導入として一番最初に描かれた物語っていうのがほんとーーにヤバい。どこまでを構想したうえで0巻を描いたんだろう芥見下々先生。結末決まってるのかな?

とりあえず以上。

変な動きをする人々と最強に挟まれる凡人。もうこれから先、最強に挟まれることはないだろうなぁ…。

2022年1月22日に2回目を観た。同じ作品を2回映画館で観るのはララランド以来だ。2回目って解像度高く見られていいよね。

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